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Channel: 精神科医の犯罪を問う
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山口龍郎事件 ようやく警察が動いた!!(ただし詐欺罪で)

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本日、鹿児島県警が詐欺容疑で山口龍郎容疑者を逮捕しました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180221/5050001847.html
NHK 鹿児島 NEWS WEB
向精神薬譲渡医師 詐欺で再逮捕 02月21日 12時21分

うつ病や不眠症などの治療に使用される向精神薬を診察せずに譲渡したなどとして、先月九州厚生局に逮捕された鹿児島市の精神科医について、警察は21日、実際には患者を診察していないのに診察したかのように装い診療報酬をだまし取ったとして、詐欺の疑いで再逮捕しました。

再逮捕されたのは、鹿児島市常盤1丁目の医師、山口龍郎容疑者(45)です。
警察によりますと、山口容疑者は平成26年8月ごろと9月ごろの2回にわたって、県内の50代男性について実際には診察していないのに診察したかのように装い、診療報酬あわせて数万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
警察によりますと、山口容疑者はこの男性に郵送で向精神薬を送っていたということです。
警察は山口容疑者が容疑を認めているかどうかについては、「捜査に支障がある」として明らかにしていません。
山口容疑者は、鹿児島市と垂水市の2か所で精神科のクリニックを開業していましたが、不正に診療報酬を得る目的でみだりに向精神薬を譲り渡したなどとして、先月23日に九州厚生局麻薬取締部に逮捕され、今月1日、再逮捕されていました。
警察は、山口容疑者がほかにも不正に向精神薬を譲り渡していたとみて、いきさつや動機について詳しく調べることにしています。

ようやく、ようやく、ようやく警察が動いてくれました。

診療報酬の不正請求は刑法上の詐欺ですが、そう簡単には詐欺罪で立件できないのが実情です。なぜならば具体的に一つ一つ裏付けしていかないといけないからです。医師が「誤請求だった」と言い張れば、それ以上追及できなくなることもしばしばです。

特に、精神科医の場合は患者側の証言を「妄想」「病気」と言い張るのが常なので、その請求が物理的にあり得ないことを示す物証が必要となってくるのです。

大きな問題は、診療報酬の不正請求について調査し、行政処分を下す権限のある厚生局には、捜査権がないということです。そのため、たとえ有力な情報提供があったとしても、不正請求についてはごく表面的なことしか調査できず、しばしば中途半端に終わります。時間がかかる上、処分が決定するまで何の情報も明らかにされないため、本当に進んでいるかどうかもわかりません。

一方、警察はそう簡単に捜査してくれません。せっかく捜査権があるのだから、はじめから警察が動いていたら、もっと早く山口容疑者は摘発されていたでしょう。

ただし、警察にも言い分はあるでしょう。有力な物証がないとせっかく逮捕まで持ち込んだとしても不起訴になったり、有罪にできなかったりする可能性があります。また、被害額が少なければせっかく物証があっても不起訴になる可能性が高くなります。つまり、本件の場合、山口がいかに悪質であるかを関連機関すべてに理解させる必要があったのです。

そして、動かしやすい順に、保健所→麻薬取締部→警察(捜査二課)が動いたという形です。

ようやく警察を動かすところまできました。ただしこれはまだまだ足掛かりに過ぎません。詐欺罪はあくまでも外堀です。捜査一課を動かし、本丸を攻め込みたいところです。

警察は逮捕した以上、今後警察も検察も本気になって動いていきます。彼らにとってさらなる有力な情報提供は大きな助けになります。ですから、以下のような被害に心当たりがある方は今こそチャンスです。警察に通報して下さい。被害届を出すなりして声を上げて下さい。
・無診察診療なのに、通院在宅精神療法等の精神科専門療法の点数を算定され、医療費を請求された
・強制性交(強姦)、強制わいせつの被害を受けた
・通常ではない形での向精神薬使用、あるいは脱法ドラッグ使用によって傷害を受けた

本件について相談・報告等ございましたら、匿名でもかまいませんのでまずは以下にメール下さい
kebichan55@yahoo.co.jp

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