国立精神・神経医療研究センターの主要な精神科医の贈与等報告書を情報開示した中で、最近特に目立つようになった人物がいました。三島和夫氏です。
三島氏と言えば、あの睡眠薬の処方ガイドラインを作成した人物です。不十分とはいえ、ベンゾジアゼピンの弊害を指摘し、特に長期処方や多剤処方を批判したガイドラインなので、画期的のように思われます。
しかし何か不自然ではないでしょうか?
ベンゾジアゼピンの有害性など、他国では30年以上前には問題になっていました。その上、国際比較をしても日本のベンゾ処方量が異常に多いことはずいぶん前から指摘され、多剤処方や漫然処方の問題も指摘されてきていました。それなのに、今まで一切処方を見直そうという動きがありませんでした。ところが、ここに来ていきなりガイドラインが発表されました。どういう力が働いたのでしょうか?
もしも精神医療が自発的に人道的視点からの改革をできるとしたら、多剤大量処方などとうの昔に終わっています。精神科医が古い体制や治療法を批判し始めたら、それは人道的な動機ではなく、別の動機が必ず存在すると考えてよいでしょう。
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三島氏と言えば、あの睡眠薬の処方ガイドラインを作成した人物です。不十分とはいえ、ベンゾジアゼピンの弊害を指摘し、特に長期処方や多剤処方を批判したガイドラインなので、画期的のように思われます。
しかし何か不自然ではないでしょうか?
ベンゾジアゼピンの有害性など、他国では30年以上前には問題になっていました。その上、国際比較をしても日本のベンゾ処方量が異常に多いことはずいぶん前から指摘され、多剤処方や漫然処方の問題も指摘されてきていました。それなのに、今まで一切処方を見直そうという動きがありませんでした。ところが、ここに来ていきなりガイドラインが発表されました。どういう力が働いたのでしょうか?
もしも精神医療が自発的に人道的視点からの改革をできるとしたら、多剤大量処方などとうの昔に終わっています。精神科医が古い体制や治療法を批判し始めたら、それは人道的な動機ではなく、別の動機が必ず存在すると考えてよいでしょう。