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Channel: 精神科医の犯罪を問う
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精神保健指定医不正を生み出した精神医療機関 ②京都府立医科大

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精神保健指定医の不正を生み出した精神医療機関の紹介 シリーズその②

②京都府立医科大学
府立医科大精神科は、由緒のある精神医療機関であると言えます。明治28年に開設されてからその伝統が受け継がれています。

この度、精神機能病態学の成本迅教授までもが処分対象となりました。教授職の精神科医が指定医の資格をはく奪されるのは大スキャンダルです。

ところが、京都府立医科大は厚生労働省の発表後、ずっと沈黙を保ってきました。HP上のスタッフ紹介の欄からは、該当者の「精神保健指定医」の肩書がひっそりと削除されていただけで、記者会見を開くわけでも、HP上にお詫び文を掲載するわけでもありませんでした。

酒井雄希医師(35)、水原祐起医師(38)、西沢晋医師(40)は不正なケースレポート作成が認められました。酒井医師は現在も同病院に勤務、水原医師は綾部市立病院に勤務、西沢医師の現在の勤務先は不明

中前貴医師(37)、柴田敬祐医師(41)、北林百合之介(43)、成本迅医師(45)、松本良平医師(40)が指導医として確認を怠ったために資格はく奪となりました。

中前、柴田、成本医師は現在も同病院に勤務し、松本医師は医療法人中川会飛鳥病院の院長を務め、北林医師は医療法人財団北林厚生会五条山病院の院長を務めています。

今回、私が抗議のメールを同大学まで送るや否や、処分が発表されてから9日も経過した11月4日、とってつけたような声明を発表しました。不正ではないけどカルテに記載しなかっただけだと開き直っています。
精神保健指定医の行政処分について

 この度、京都府立医科大学附属病院精神科・心療内科の医師が厚生労働省から「精神保健指定医」の資格を不正に取得したとして、この資格を取り消す行政処分を受けました。

 本院精神科・心療内科では、各患者さまごとに地位・経験の異なる医師複数名で構成される主治医グループによる「チーム医療」により診療を行っております。
この中で、診療録に記載の不備があったことは事実ですが、診療録の改ざんなどはなく、診療自体は適切に行っております。

 しかしながら結果として診療録の記載に不備があったことにより取消し処分に至り、これによりご心配をおかけしたことは大変申し訳なくお詫びいたしますとともに、必要な対処を行い、かかる事態が再発しないよう指導を徹底してまいります。

 なお、本院においては診療自体に問題はないことから、通常どおり診察を行っておりますが、受診いただく患者さまに対しましては、経過を丁寧に説明し、ご了解を得た上で診療にあたるよう徹底しております。

京都府立医科大学附属病院長

あまりにも馬鹿げた言い訳です。チーム医療で関わることは問題ありませんが、ケースレポートを作成する医師が主治医として主にその症例に関わりがなければなりません。それがカルテ上で認められなかったということです。

医師であれば、カルテには書いていないけどちゃんとやったという言い訳が通らないことは自明なのです。そもそもですが、「主治医」がした行為がちゃんと記録されてないこと自体がおかしいとおもいませんか?厚生労働省もそう簡単には処分できません。十分処分に値する不正があったということを認定したのです。

他の医療機関はほぼ平謝りであったのに対して、京都府立医科大は逆切れとも言える開き直りです。結局保身ばかりで全く患者の人権上重大な問題だとも考えていないのです。全く信用ならない医療機関です。

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