ようやく、ようやく報道がこの問題を取り上げました。
今日も南日本新聞がやってくれました。例の精神科医(精神保健指定医、及び日本精神神経学会認定の指導医の資格を持つY医師)の本質的な問題に切り込みました。
診療報酬の不正請求など、かなりの割合の精神科医療機関で行われています。無診察処方も、以前ほどあからさまなのはほぼ無くなりましたが、まだ実際にやっている精神医療機関がいくつもあります。私からすると、これらの問題などはごくごく普通のことです。
しかし、Y問題の本質はそこではありませんでした。この精神科医は、その立場を利用し、手当たり次第に女性に手を出していたのです。
とはいえ、精神科医が女性患者に手を出すこと自体は珍しいことではありません。薬に依存させ、自分に依存させ、患者を愛人や性的玩具のように扱う精神科医の実態は今までにも多数聞いています。
その中でも、Yは別格でした。通常、賢い精神科医はそのような愛人を2、3人にとどめておきます。一方、Yは文字通り「見境なく」「手当たり次第」だったのです。
その対象は患者にとどまりませんでした。患者の家族や付添人、従業員など、自分に関係した女性に手当たり次第その毒牙にかけようとしました。その対象は、逆らい難い立場にある女性でした。
彼の手口は非常に悪質であり、強い薬を処方して、半ば意識がもうろう状態にある女性に対して暗示をかけるように性的関係を迫るということも多々ありました。最近は「洗脳」という言葉が軽々しく使われていますが、本物の洗脳とはこういうことです。「薬物」「無意識」を使って命令を埋め込むという、オウム真理教出も使われ、世界精神医学会初代会長のキャメロンらがCIAと実験をしていた「MKウルトラ(※検索して下さい)」のテクニックです。
そして、何よりも許せなかったのは、女性患者を散々弄んだ揚句、自死まで追い込んだことについて全く責任も感じていないことでした。それどころではありません。彼が得意としていたテクニックは、あえて自分の弱いところを見せて相手の同情を引くというものです。あろうことか、この女性患者を死なせて責任を感じている、などと落ち込むフリをしてさらに別の女性(※複数)を口説く手段に使っていたのです。そして、さらに別の女性を自死に追いやりながら、また同じような手段で別の女性に手を出す・・・
こんな実態が明らかになっていました。それでも、彼の暴走を止めることはできませんでした。なぜならば、精神科医が主治医という立場から患者に手を出すことが医学的、倫理的におかしいことは自明ですが(Yは既婚者です)、それを禁止する法律がないからです。
ですから、それ以外の手段で彼を止める必要がありました。皆さまからの勇気ある告発によって行政を動かし、報道を動かすことができました。ようやくスタート地点に立てました。
報道をご覧になった方で心当たりがあった方、是非声を上げて下さい。ここまで来たので、もはや私に相談・報告する必要もありません。直接報道をした南日本新聞社の記者に連絡して下さい。あるいは記事の中で紹介されていた女性弁護士に連絡して下さい。
もちろん引き続き相談などありましたらご連絡下さい。他の精神科医療機関で同様の実態がありましたら、是非そちらも報告をお願いします。
kebichan55@yahoo.co.jp