明日8月2日、自民党の厚生労働部会で労働安全衛生法の改正が議題に上がります。
そうです。全国民にメンタルヘルス検査を強制する労働安全衛生法改正がついに動き出したのです。気付かないうちに、厚生労働省、民・自・公で合意が進められていたようです。明日は、朝8時から自民党の厚生労働部会が開かれ、そこで来週中に衆議院でこの改正案を通す最終合意が取られるようです。
これは最後のチャンスです。議員は、精神医療現場でどんな治療が行われているのかほとんど知りません。良かれと思って法案に賛成しています。あるいは、疑問があったとしても、専門家が決めたことに反対できるだけの武器を持っていません。このようにして「悪法」は可決されていくのです。
国会議員に目を覚まさせる必要があります。命を守るために本当に必要なことは何か。しかし、これにはあまりにも時間がありません。そこで、最低でも以下の人たちにメッセージを届けたいです。メールでは目を通されないので、FAXという形で送れる方は是非送っていただきたいです。
自民党厚生労働部会メンバーの氏名とFAX番号
宮沢 洋一 03-6551-0820
加藤 勝信 03-3508-3289
あべ 俊子 03-3508-3436
石井 みどり 03-5512-2206
丸川 珠代 03-6551-0902
赤澤 亮正 03-3508-3370
赤石 清美 03-6551-0601
石井 準一 03-5512-2606
大家 敏志 03-6551-0518
高階 恵美子 03-6551-0714
中村 博彦 03-6551-0304
古川 俊治 03-6551-0718
三原 じゅん子 03-6551-0823
加藤 勝信 03-3508-3289
あべ 俊子 03-3508-3436
石井 みどり 03-5512-2206
丸川 珠代 03-6551-0902
赤澤 亮正 03-3508-3370
赤石 清美 03-6551-0601
石井 準一 03-5512-2606
大家 敏志 03-6551-0518
高階 恵美子 03-6551-0714
中村 博彦 03-6551-0304
古川 俊治 03-6551-0718
三原 じゅん子 03-6551-0823
労働安全衛生法改正案で、労働者にメンタルヘルス検査を義務化してしまうことでいったい何が起きるのかを理解させないといけません。以下、参考情報を載せておきます。政治家の良心に訴えることで、廃案や最低でも審議の引き延ばしに持っていかないといけません。よろしくお願いします。
労働安全衛生法改正案によるメンタルヘルス検査義務化の問題点について
1. 検査自体に科学的根拠が乏しい
公衆衛生や精神医学の専門家ですら、検査の科学的根拠に疑問を呈している。
2. 産業医やその主要な団体が混乱を懸念している
国によって改正案が進められてきたが、検査義務化によってその役割を担うことになる現場の産業医や保健師から反対や懸念の声が上がっている。
3. 労働者を守るという本来の目的と反し、逆に追い込む危険性がある
検査に科学的根拠が乏しく、誤判定率(擬陽性率:本来それに該当しないはずの人がそのように判定される確率)が90%とも言われる検査では、不要な不安を労働者に与え、不要な受診につながる危険性がある。誤ったレッテル等により、不必要に本人の労働意欲を奪い、労働の機会を不当に奪う恐れがある。
4. ずさんな診断や治療が目立つ精神科は労働者をケアするよりも傷つける危険性がある
7月27日、精神医学会自体が、うつ病治療をめぐり、誤診や安易な投薬が問題となっていることを認めた。このような現状では、労働者を精神科受診につなげたところで、誤った診断や不要な投薬により、命や健康が奪われるという結果になりかねない。事実、精神科治療によって被害を受けるという事例は後を絶たず、大きな問題となっている。