Quantcast
Channel: 精神科医の犯罪を問う
Viewing all articles
Browse latest Browse all 422

国は臨床試験の不正の実態を解明できるのか?

$
0
0
昨日、臨床試験の不正問題について、厚生労働省の検討会が立ち上がりました。

しかし、その検討会メンバーの中に、なぜか日経BPの関係者が入っています。

http://mainichi.jp/opinion/news/20130810ddm003040110000c.html
◇ノ社宣伝関係の出版社編集委員が検討委員に 人選に疑問の声

降圧剤バルサルタンの臨床試験疑惑を巡る厚生労働省の検討委員会(12人)で、日経BP社の宮田満・特命編集委員が委員に就任した。同社発行の医療専門誌「日経メディカル」は、製薬会社ノバルティスファーマが10年間以上、バルサルタンの宣伝記事や広告を集中的に出した媒体で、厚労省の人選に他の委員から疑問の声が上がっている。

関係者によると、日経BP社は2000年11月にバルサルタンが発売される前から、ノ社によるプロモーション戦略に参画。ノ社の社内資料によると、バルサルタンの広告は「日経メディカル」ともう一つの別の業界紙に集中し、東京慈恵会医大や京都府立医大の臨床試験の経過や成果を、大きく紹介してきた。疑惑の表面化後、日経メディカルなどでの一連の宣伝の過剰さを批判する声があり、ノ社は7月29日の記者会見で「真摯(しんし)に反省している」と謝罪した。

ある委員は「委員会の信頼性が疑われかねない」と懸念するが、日経BP社は「専門知識を買われ就任した。当社としても今回の問題については検証報道を続けており、就任に問題はないと認識している」とコメントしている。【八田浩輔】

==============
◇臨床試験疑惑に関する厚生労働省の検討委員

稲垣治 ・日本製薬工業協会医薬品評価委員長
桑島巌 ・NPO法人臨床研究適正評価教育機構理事長
曽根三郎・日本医学会利益相反委員長
竹内正弘・北里大教授
田島優子・弁護士
田代志門・昭和大講師
花井十伍・全国薬害被害者団体連絡協議会代表世話人
藤原康弘・国立がん研究センター企画戦略局長
宮田満 ・日経BP社特命編集委員
森下典子・国立病院機構大阪医療センター臨床研究推進室長
◎森嶌昭夫・名古屋大名誉教授
山本正幸・公益財団法人かずさDNA研究所長
◎は委員長


日経BPですね。これですね。
http://www.nikkeibp.co.jp/mentalhealth/

うつ病治療ガイドラインを守らないと公言する精神科医(山田和夫氏)、抗うつ薬を異常に促進する精神科医(張賢徳氏)、たった2つの精神科クリニックで年間19億円を荒稼ぎする精神科医(深間内文彦氏)、製薬会社と縁が深い説明不要の精神科医(樋口輝彦氏)ら有名精神科医を抱え、報道&製薬会社&精神科医のトライアングルを形成しているのが、この日経BPです。

降圧剤ですらこのような大騒ぎです。ご存知のように、海外では抗うつ薬パキシルの臨床試験データが隠蔽され、子どもの命に直接関わる重大な問題が発覚しています。日本ではまだ向精神薬に関する臨床試験の不正は発覚していませんが、はたして本当に不正はないのでしょうか?

少なくとも、ようやくうつ病キャンペーンのマーケティング手法に問題があることが指摘されるようになりました。もしも臨床試験にも不正があれば・・・歴史に残る大事件になりそうです。

バルサルタン事件は、ほんの表面的問題でしょう。ここで幕引きにさせたい製薬業界は必死に国に圧力をかけてくるでしょう。国は、よりによって利害関係にある日経BP関係者を委員会メンバーに入れるというお笑いをやっている場合ではありません。これを皮切りに、さらなる闇に切り込んで欲しいものです。

そうすれば必ず、精神医療業界の深い闇にもたどり着くでしょう。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 422

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>