労働安全衛生法改正案がまもなく上がってきます。1月23日に労働政策審議会安全衛生分科会が開かれ、そこで改正案についての諮問が出されます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000034862.html
それを受けて厚生労働省は1,2週間で内容を固め、与党との調整に入ります。調整がついたら閣議決定を経て法案を国会に提出します。特に大きな問題だと認識されない限り、一度提出されたら十分に審議時間を取られることもなく、すぐに可決することでしょう。
時間がありません。まずは厚生労働省にどんどんと反対の声を上げていきましょう。
厚生局労働基準局安全衛生部 FAX: 03-3502-1598
基本的なメッセージ:メンタルヘルス検査(ストレスチェック)の義務化に絶対反対
主な反対の理由
1.ストレスチェック自体に科学的根拠がない。
2.ストレスチェックがうつ病のスクリーニングとして使われる危険性があるが、それにも科学的根拠がないばかりか危険性が指摘されている。
3.現在の精神科治療の実態はあまりにもずさんでひどく、根拠のない診断・投薬が横行し、悪化する患者が絶えない。そこを改善することなく不用意に労働者を精神科につなぐことは、労働者にとっても企業にとっても不利益になる。
4.科学的根拠がなく、労働者に不利益になる可能性のある検査を拒否できる権利がないのはおかしい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000034862.html
それを受けて厚生労働省は1,2週間で内容を固め、与党との調整に入ります。調整がついたら閣議決定を経て法案を国会に提出します。特に大きな問題だと認識されない限り、一度提出されたら十分に審議時間を取られることもなく、すぐに可決することでしょう。
結局、メンタルヘルス検査は義務化される方針に変わりはありません。メンタルヘルス検査とはなんでしょうか?厚生労働省の説明では、メンタルヘルス検査とはあくまでストレスチェックであり、その目的は第二次予防(ストレス関連疾患の早期発見・早期早期対応)でなく、第一次予防(ストレス関連疾患の発症防止)であり、職場環境改善につなげるものだとしています。
しかし、そんなことは机上の空論です。ストレスチェックはうつ病のあぶり出しに使われます。そして、ノセボ効果(プラセボ効果の逆の意味で、実際には問題のない物質や事柄について、悪いと思い込むことによって悪い影響が出現する現象)により、実際には単なる高ストレスで何らの精神疾患でもない労働者が、自分は病気だと思い込み、精神的不調が現れたり精神科を自発的に受診したりする危険性があります。
恐ろしいことに、このストレスチェックの有効性のエビデンスはありません。そんなものを義務化するというのです。企業にはその導入に反対する権利はなく、労働者は受けることを拒否する権利すらありません。本当に恐ろしいのは、エビデンスがないということよりも、その害について誰もまともな研究をしていないということです。
時間がありません。まずは厚生労働省にどんどんと反対の声を上げていきましょう。
厚生局労働基準局安全衛生部 FAX: 03-3502-1598
基本的なメッセージ:メンタルヘルス検査(ストレスチェック)の義務化に絶対反対
主な反対の理由
1.ストレスチェック自体に科学的根拠がない。
2.ストレスチェックがうつ病のスクリーニングとして使われる危険性があるが、それにも科学的根拠がないばかりか危険性が指摘されている。
3.現在の精神科治療の実態はあまりにもずさんでひどく、根拠のない診断・投薬が横行し、悪化する患者が絶えない。そこを改善することなく不用意に労働者を精神科につなぐことは、労働者にとっても企業にとっても不利益になる。
4.科学的根拠がなく、労働者に不利益になる可能性のある検査を拒否できる権利がないのはおかしい。
5.科学的根拠がない検査を導入することは、負担を強いられる企業側にとってもデメリットでしかない
等
まあ、細かく書く必要はありません。要は、精神科に不用意につなげるようなメンタルヘルス検査義務化に絶対絶対絶対反対だ!!!!という気持ちが伝わればよいのです。
反対の理由を書く際に参考となる情報を適当にピックアップします。
科学的根拠がない、害があるとしている具体的な反対意見が出されている学会の検討会報告
http://www.sanei.or.jp/?mode=view&cid=269
うつ病のスクリーニングに効果がないという研究
http://www.cmaj.ca/content/185/9/775.full.html?etoc
システマティックレビュー(系統的レビュー:「この治療法は本当に効果があるのか?」を証明するエビデンスとしては、もっとも信頼できるものとされている)により、(プライマリー・ケア環境での平均的リスクのある成人、あるいはうつ病リスクの高い性格の人に対する)うつ病のスクリーニングには効果が認められず、しかも今までその害についてしっかりと調べた研究がないことが明らかにされています。
関連情報
Depression Screening Lacks Strong Evidence, Say Canadians
May 17, 2013
The Canadian Task Force on Preventive Health Care has reversed its 2005 recommendations, finding methodological flaws, possible bias, and uncertain generalizability in a review of the literature. “In the absence of a demonstrated benefit of screening, and in consideration of the potential harms, we recommend not routinely screening for depression in primary care settings, either in adults at average risk or in those with characteristics that may increase their risk of depression,” the task force writes in a forthcoming edition of the Canadian Medical Association Journal.
うつ病のスクリーニングには有力なエビデンスがない ― カナダ、ガイドラインを変更
2013年5月17日
2005年のガイドラインでうつ病のスクリーニングを推奨していたカナダ予防医療タスク・フォースは、文献の再調査を行ったところ、方法論的な欠陥、バイアスの可能性、不明確な一般化可能性が見つかったとして、標準的治療法ガイドラインを逆戻りさせることになった。「スクリーニングで示されていたベネフィットは認められず、また害を及ぼす可能性があることを考慮して、プライマリー・ケア環境での平均的リスクのある成人、あるいはうつ病リスクの高い性格の人を対象にした定期的なうつ病スクリーニングを施さないことを推奨する」とした。カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル(Canadian Medical Association Journal、略称:CMAJ)次号に掲載される。
関連情報
http://www.ivanhoe.com/channels/p_channelstory.cfm?storyid=28073
※ここから皆さんにお願いです。海外情報を含め、うつ病スクリーニングやストレスチェックに科学的根拠がない、あるいは有害であるとする研究など、情報があればどんどんここのコメントに知らせて下さい。時間がなくてゆっくりと調べる時間がありません。重複して構いません。役人や議員にみせる資料の中に使っていきます。よろしくお願いします。
まあ、細かく書く必要はありません。要は、精神科に不用意につなげるようなメンタルヘルス検査義務化に絶対絶対絶対反対だ!!!!という気持ちが伝わればよいのです。
反対の理由を書く際に参考となる情報を適当にピックアップします。
科学的根拠がない、害があるとしている具体的な反対意見が出されている学会の検討会報告
http://www.sanei.or.jp/?mode=view&cid=269
うつ病のスクリーニングに効果がないという研究
http://www.cmaj.ca/content/185/9/775.full.html?etoc
システマティックレビュー(系統的レビュー:「この治療法は本当に効果があるのか?」を証明するエビデンスとしては、もっとも信頼できるものとされている)により、(プライマリー・ケア環境での平均的リスクのある成人、あるいはうつ病リスクの高い性格の人に対する)うつ病のスクリーニングには効果が認められず、しかも今までその害についてしっかりと調べた研究がないことが明らかにされています。
関連情報
Depression Screening Lacks Strong Evidence, Say Canadians
May 17, 2013
The Canadian Task Force on Preventive Health Care has reversed its 2005 recommendations, finding methodological flaws, possible bias, and uncertain generalizability in a review of the literature. “In the absence of a demonstrated benefit of screening, and in consideration of the potential harms, we recommend not routinely screening for depression in primary care settings, either in adults at average risk or in those with characteristics that may increase their risk of depression,” the task force writes in a forthcoming edition of the Canadian Medical Association Journal.
うつ病のスクリーニングには有力なエビデンスがない ― カナダ、ガイドラインを変更
2013年5月17日
2005年のガイドラインでうつ病のスクリーニングを推奨していたカナダ予防医療タスク・フォースは、文献の再調査を行ったところ、方法論的な欠陥、バイアスの可能性、不明確な一般化可能性が見つかったとして、標準的治療法ガイドラインを逆戻りさせることになった。「スクリーニングで示されていたベネフィットは認められず、また害を及ぼす可能性があることを考慮して、プライマリー・ケア環境での平均的リスクのある成人、あるいはうつ病リスクの高い性格の人を対象にした定期的なうつ病スクリーニングを施さないことを推奨する」とした。カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル(Canadian Medical Association Journal、略称:CMAJ)次号に掲載される。
関連情報
http://www.ivanhoe.com/channels/p_channelstory.cfm?storyid=28073
※ここから皆さんにお願いです。海外情報を含め、うつ病スクリーニングやストレスチェックに科学的根拠がない、あるいは有害であるとする研究など、情報があればどんどんここのコメントに知らせて下さい。時間がなくてゆっくりと調べる時間がありません。重複して構いません。役人や議員にみせる資料の中に使っていきます。よろしくお願いします。