もはや言葉が出ませんね
いじめ問題の解決策=カウンセラーの配置
自殺問題の解決策=精神科医の配置
という短絡的かつ危険な思考はもういい加減にやめませんか?
国会議員の皆様が自ら被害に遭いたいというのであればもう別に止めませんが、問題はそのような影響が国全体に広がることです。
“国会内に精神科医を配置”申し入れへ
NHKニュース 9月19日 4時18分
自殺防止対策を担当する中川防災担当大臣は、松下郵政民営化・金融担当大臣が亡くなったことなども踏まえ、国会議員に対する心のケアも必要だとして、国会内の医務室に精神科の医師を配置するよう、20日にも衆参両院の議長に申し入れることになりました。
国内の年間の自殺者が去年まで14年連続で3万人を超えるなど、自殺を巡る問題が深刻さを増しているなか、今月10日には松下郵政民営化・金融担当大臣が、東京・江東区の自宅で首をつった状態で見つかり死亡しました。
こうした事態を踏まえ、自殺防止対策を担当する中川防災担当大臣は、国会議員に対する心のケアも必要だとして、国会内の医務室に精神科の医師を配置するよう、20日にも衆参両院の議長に申し入れることになりました。
国会には衆・参両院にそれぞれ医務室があり、内科や眼科などの医師が日替わりで診療にあたっていますが、精神科の医師は配置されていません。
中川大臣は、「心のケアに対する態勢を国会内に整備することで、地方自治体や民間企業でも取り組みが広がるきっかけになってほしい」としています。
こうした事態を踏まえ、自殺防止対策を担当する中川防災担当大臣は、国会議員に対する心のケアも必要だとして、国会内の医務室に精神科の医師を配置するよう、20日にも衆参両院の議長に申し入れることになりました。
国会には衆・参両院にそれぞれ医務室があり、内科や眼科などの医師が日替わりで診療にあたっていますが、精神科の医師は配置されていません。
中川大臣は、「心のケアに対する態勢を国会内に整備することで、地方自治体や民間企業でも取り組みが広がるきっかけになってほしい」としています。
政府が精神科受診促進を進めていくとどのようになるのでしょうか?教育現場では既にそれが起きているのですが、今日発売のSAPIOに登場する養護教諭の言葉が心に染みます。
薬の登場で教育現場は様変わりしたと兵庫県の小学校で30年以上の勤務経験を持つベテランの養護教諭が言う。「昔は子供への薬物投与はありえなかったが、ここ7~8年で激増した印象です。しかし、子供は昔と変わっておらず、むしろ変わったのは大人のほうです。昔の教師は子供に寄り添って問題を解決しようとしたが、今は薬を服用してもらったほうが楽だから安易に受診を勧めます。病院も最近は経営を考えて薬を簡単に処方するようになりました。近所の寛容さがなくなり、親も面倒を見きれなくなったため、子供をすぐ病院に連れていく。こうした事情が重なり、必要のない子供にまで向精神薬が処方されていることを強く危惧しています」
薬を飲ませたら一見して問題が解決するように見えるとおり、精神科医を配置すれば問題を解決するように見えます。しかし、いずれも本当の問題は一切解決されないばかりか、別の問題を作り出します。気付いた時には手遅れです。いや、このままでは気付く前に日本が残っているのかすら怪しいです。
まあ、悲観主義になっても仕方がないので、ひたすら議員を啓発し続けていきましょう。