「うつの痛み」CMよりもバカバカしく、かつ有害な広告が最近目につくようになってきました。
http://www.shinjuku-mental.com/jyuken/
http://www.atpress.ne.jp/view/40217
キャッチフレーズは「受験勉強ができないのは、うつ病のせいかもしれない」らしいです。
そして、受験生の76%が「受験うつ」らしいです。
受験勉強ができないのは、そもそも勉強のやり方が間違っているからです。断言できます。そして、原因はだいたい以下のものです。
1.学び方そのものが誤っている(言葉や内容を理解しないまま詰め込み暗記をする、段階を飛び越える、実物や図画、写真を参照しないで文字だけとにらめっこしているなど)
2.生活習慣が誤っている(昼夜逆転、甘い物の摂り過ぎ、睡眠不足、運動不足、栄養不足)
3.抑圧的な環境にある(望まないのに受験させられる、過度のプレッシャーなど)
これらを解決すればよい話です。薬や、ましてや何が起こるかわからないTMS治療に頼ろうとするなど、選択できる中でも最悪の解決策です。まあ、一時的に症状をごまかして合格できるかもしれません。その子の人生の最終ゴールが「合格」であり、その後どんな人生を歩もうがどうでもいいというのでよいのであれば、是非そうしてあげて下さい。
私自身、中学受験で一時期ひどいチックになりました。非常に奇妙な動きをしていたので、今なら即精神科行きだったでしょう。親も小学校教師も理解があり、明らかな原因(受験プレッシャー)に対して適切な対応をしたため、チック症状は自然とおさまりました。病院など不要でした。
高校で一時期落ちこぼれた際、毎日夜11時に寝ようとしても朝4時まで眠れないという不眠状態が続きました。その原因は、理系に進んだものの、物理がさっぱりわからず、将来に不安を感じたからでした。その解決策はシンプルでした。一切のプライドを捨て、中学の物理も理解していないというありのままの事実に向き合い、一から自分で勉強し直しました。理解ができ、そして成績に反映されたら安心感がもたらされました。それ以降現在まで一切不眠に悩まされることはありません。
精神科に行ってこれらの問題が本当に解決すると思いますか?
勉強の問題はまず勉強で解決すべきです。「受験うつ」という発想を受けて入れてしまうこと自体、本当の問題を避けている証拠です。
ちなみに、この怪しげなクリニックとタイアップし、「受験うつ」という概念を広げ、さらに受験産業を食い物しようとしている精神科医の情報はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/53357233.html
これから、この手の宣伝がたくさん出てくるでしょう。何らかの失敗や悩みは、すべてうつ病が原因にされますよ。
「仕事ができないのは、うつ病のせいかもしれません」
「結婚ができないのは、うつ病のせいかもしれません」
「子供ができないのは、うつ病のせいかもしれません」
「旦那さんが昇進しないのは、うつ病のせいかもしれません」
「お子さんが反抗的なのは、うつ病のせいかもしれません」
「成績が悪いのは、うつ病のせいかもしれません」
これは無限に応用がききます。人の失敗や困難に伴う不安につけこみ、そして何らかの理由付けや正当化を与えてあげたらよいだけなのです。そこに科学的根拠など必要ないのです。科学を装う必要はありますが。まあ、インターネットを通したアンケートの結果くらいでも簡単に人々は騙せますから、ちょっとした装いで十分でしょう。
覚えておいて下さい。精神医療というイデオロギーは、人の不安や怖れをあおり立て、無知や無責任さにつけこむことで浸透するのです。様々な問題(個人が抱える人生の困難から、法整備の矛盾や未熟さなどの社会的問題まで)を覆い隠し、その注意を本質から逸らし、それを個人の脳の問題にすり替え、恐怖や不安を刺激し、偏見を助長させることで人々を支配してきた道具が精神医療です。陰謀論ではなく、歴史がそれを物語っています。
「精神医療が悪い」「精神医療は悪だ」という論調を展開できるかもしれませんが、精神医療に取り込まれるのは私も含めた個人及び社会の無知、無責任が原因なのです。精神医療に付け込まれる原因となった自分たちの無責任に向き合うことができない限り、精神医療批判も単なる自分たちの正当化に成り下がる危険性があります。
要するに、問題が生じたとしても、根拠もなく「精神疾患が原因だ」「脳の病気が原因だ」とささやく精神科医の戯言に一切耳を貸さず、問題が起きた本当の原因に向き合う勇気と努力が必要だということです。人はいとも簡単に自分を正当化してくれる人や物になびいてしまいます。そこを断ち切ることは困難かもしれませんが、それが結局自分を守ることになるのです。
精神医療へのストップがなく、学歴偏重社会の韓国では、受験に伴う精神科治療はもはや一つの産業になっています。「受験うつ」のようなアホな概念を受け入れたらどうなるのか、隣国に良い先進モデルがあります。薬を飲ませてでも合格させたいという風潮が、どれだけ自殺率増加に貢献しているのか調べたらよいでしょう。
http://www.shinjuku-mental.com/jyuken/
http://www.atpress.ne.jp/view/40217
キャッチフレーズは「受験勉強ができないのは、うつ病のせいかもしれない」らしいです。
そして、受験生の76%が「受験うつ」らしいです。
受験勉強ができないのは、そもそも勉強のやり方が間違っているからです。断言できます。そして、原因はだいたい以下のものです。
1.学び方そのものが誤っている(言葉や内容を理解しないまま詰め込み暗記をする、段階を飛び越える、実物や図画、写真を参照しないで文字だけとにらめっこしているなど)
2.生活習慣が誤っている(昼夜逆転、甘い物の摂り過ぎ、睡眠不足、運動不足、栄養不足)
3.抑圧的な環境にある(望まないのに受験させられる、過度のプレッシャーなど)
これらを解決すればよい話です。薬や、ましてや何が起こるかわからないTMS治療に頼ろうとするなど、選択できる中でも最悪の解決策です。まあ、一時的に症状をごまかして合格できるかもしれません。その子の人生の最終ゴールが「合格」であり、その後どんな人生を歩もうがどうでもいいというのでよいのであれば、是非そうしてあげて下さい。
私自身、中学受験で一時期ひどいチックになりました。非常に奇妙な動きをしていたので、今なら即精神科行きだったでしょう。親も小学校教師も理解があり、明らかな原因(受験プレッシャー)に対して適切な対応をしたため、チック症状は自然とおさまりました。病院など不要でした。
高校で一時期落ちこぼれた際、毎日夜11時に寝ようとしても朝4時まで眠れないという不眠状態が続きました。その原因は、理系に進んだものの、物理がさっぱりわからず、将来に不安を感じたからでした。その解決策はシンプルでした。一切のプライドを捨て、中学の物理も理解していないというありのままの事実に向き合い、一から自分で勉強し直しました。理解ができ、そして成績に反映されたら安心感がもたらされました。それ以降現在まで一切不眠に悩まされることはありません。
精神科に行ってこれらの問題が本当に解決すると思いますか?
勉強の問題はまず勉強で解決すべきです。「受験うつ」という発想を受けて入れてしまうこと自体、本当の問題を避けている証拠です。
ちなみに、この怪しげなクリニックとタイアップし、「受験うつ」という概念を広げ、さらに受験産業を食い物しようとしている精神科医の情報はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/53357233.html
これから、この手の宣伝がたくさん出てくるでしょう。何らかの失敗や悩みは、すべてうつ病が原因にされますよ。
「仕事ができないのは、うつ病のせいかもしれません」
「結婚ができないのは、うつ病のせいかもしれません」
「子供ができないのは、うつ病のせいかもしれません」
「旦那さんが昇進しないのは、うつ病のせいかもしれません」
「お子さんが反抗的なのは、うつ病のせいかもしれません」
「成績が悪いのは、うつ病のせいかもしれません」
これは無限に応用がききます。人の失敗や困難に伴う不安につけこみ、そして何らかの理由付けや正当化を与えてあげたらよいだけなのです。そこに科学的根拠など必要ないのです。科学を装う必要はありますが。まあ、インターネットを通したアンケートの結果くらいでも簡単に人々は騙せますから、ちょっとした装いで十分でしょう。
覚えておいて下さい。精神医療というイデオロギーは、人の不安や怖れをあおり立て、無知や無責任さにつけこむことで浸透するのです。様々な問題(個人が抱える人生の困難から、法整備の矛盾や未熟さなどの社会的問題まで)を覆い隠し、その注意を本質から逸らし、それを個人の脳の問題にすり替え、恐怖や不安を刺激し、偏見を助長させることで人々を支配してきた道具が精神医療です。陰謀論ではなく、歴史がそれを物語っています。
「精神医療が悪い」「精神医療は悪だ」という論調を展開できるかもしれませんが、精神医療に取り込まれるのは私も含めた個人及び社会の無知、無責任が原因なのです。精神医療に付け込まれる原因となった自分たちの無責任に向き合うことができない限り、精神医療批判も単なる自分たちの正当化に成り下がる危険性があります。
要するに、問題が生じたとしても、根拠もなく「精神疾患が原因だ」「脳の病気が原因だ」とささやく精神科医の戯言に一切耳を貸さず、問題が起きた本当の原因に向き合う勇気と努力が必要だということです。人はいとも簡単に自分を正当化してくれる人や物になびいてしまいます。そこを断ち切ることは困難かもしれませんが、それが結局自分を守ることになるのです。
精神医療へのストップがなく、学歴偏重社会の韓国では、受験に伴う精神科治療はもはや一つの産業になっています。「受験うつ」のようなアホな概念を受け入れたらどうなるのか、隣国に良い先進モデルがあります。薬を飲ませてでも合格させたいという風潮が、どれだけ自殺率増加に貢献しているのか調べたらよいでしょう。