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Channel: 精神科医の犯罪を問う
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放火と向精神薬

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「妻が睡眠薬などの副作用から放火した可能性を排除できない」
http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/03/24/01.html
妻子放火殺人、夫に無罪判決 さいたま地裁「合理的疑い残る」

 志木市で2008年12月、自宅に放火して妻子を殺害したなどとして、殺人、殺人未遂、現住建造物等放火の罪に問われた、同市柏 木町、無職山野輝之被告(40)の裁判員裁判の判決公判が23日、さいたま地裁で開かれ、河本雅也裁判長は無罪(求刑・無期懲役)を言い渡した。河本裁判 長は放火と認定した上で「被告人が犯人であることに合理的な疑いが残る」と述べた。

 検察側は防犯カメラの映像や燃焼実験の結果から、山野被告が放火したと主張。動機は「不倫相手と再婚するために妻子を殺害しようとした」としていた。一方、山野被告は公判で一貫して無罪を訴え、弁護側は漏電や妻による放火の可能性を主張していた。

 判決は「被告人が外出した後、被告人以外が放火した可能性が認められる」「妻が睡眠薬などの副作用から放火した可能性を排除できない」と無罪の理由を述べた。検察側の主張する動機についても「妻らと断絶を企てるほどの状況だったか疑問」と退けた。

 山野被告は08年12月3日午前5時すぎ、同市中宗岡の当時の自宅に放火し、妻の荒木奈穂子さん=当時(33)=と次女真弥ちゃん=同(4)=を一酸化炭素中毒で殺害、当時12歳だった長男を殺害しようとしたとして起訴された。

 弁護人の岩本憲武弁護士は「適切で正しい判決を下していただいた」。地検の片山巌次席検事は「判決内容を精査した上で上級庁と協議の上、適切に対応したい」としている。

 さいたま地裁では今月3日、両親への殺人と非現住建造物等放火罪に問われた男性(43)に無罪が言い渡されたばかり。

(埼玉新聞2015年3月23日)

「精神的に不安定だった妻が睡眠薬の副作用で放火した可能性を否定できない」
http://mainichi.jp/select/news/20150324k0000m040116000c.html

実際に多剤大量処方をされ、自覚がないままに放火した人を知っています。その方は、逮捕されて向精神薬が切れ、ようやく正気に戻りました。

恐ろしいのは、本当に自分が何をしたのか、なぜあんなことをしたのか自覚がないのです。放火事件と向精神薬は結構関係があります。多剤大量処方や離脱症状が行動や思考に影響を与えるのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/44808821.html
http://www.47news.jp/smp/news/archive/200701/CN2007011901000592.html
http://www.npojip.org/sokuho/no142-07.pdf

自覚がないままに自死、殺人、放火を行い、命が失われるケースは、単に明らかにされていないだけでたくさんあるでしょう。悲劇を防ぐには、事実を伝えていくしかありません。

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