ついに情報を入手しました。
雅子妃殿下の主治医として知られる大野裕氏は、慶應義塾大学保健管理センターで2011年5月まで教授を務めていました。私立大学の教授ということで、今まで製薬会社との金銭関係の情報は明らかにされることがありませんでした。しかし、2011年6月より国立精神・神経医療研究センターの認知行動療法センター長に就任したことで、ようやく国民も情報を掴むことができるようになりました。
そして、大野氏は「こころの健康基本法」の法制化運動をコントロールしている人物です。議員連盟の中枢に入り込み、法案骨子作成にも深く関わっています。そして、本来であれば「精神障害の診断・統計マニュアル」と翻訳すべきDSMを「精神疾患の診断・統計マニュアル」と意図的に誤訳し、日本の精神医学会に混乱を与えた人物でもあります(この翻訳の問題は、「新潮45」2012年7月号でも指摘されています)。
では、その入手した情報をまとめましたのでご覧下さい。
やはり色々な製薬会社とお付き合いがありました。特にファイザーからはセンター長就任以降の約3ヶ月の間に777,777円を受け取っています。
しかし皆さん、ここで不思議に思うでしょう。薬物療法のシェアを奪いかねない認知行動療法の第一人者に対し、なぜ製薬会社が金を出すのかと。
その答えはここを読めばわかるでしょう。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/52799864.html
例を挙げるとこういうことです。牛丼屋の隣にパスタ屋がオープンしたとしたら、一見すると競合するパスタ屋が牛丼屋の売り上げを奪うように思えるかもしれません。しかし、牛丼もパスタも選べるというセットでその一角がプロモーションされることで、双方に客入りが増えるという現象が起きます。しかも、その牛丼屋もパスタ屋も同じ系列企業であったというオマケ付きです。
結局、認知行動療法の普及というのは、製薬資本をバックに異常拡大する薬物療法や過剰な医療化という流れに対して決して歯止めをかけるわけではありません。むしろ、巧みにそれを促進する手段となっているのです。それを見破る一つのヒントが、今回明らかになった大野氏と製薬会社の関係に見出すことができます。
雅子妃殿下の主治医として知られる大野裕氏は、慶應義塾大学保健管理センターで2011年5月まで教授を務めていました。私立大学の教授ということで、今まで製薬会社との金銭関係の情報は明らかにされることがありませんでした。しかし、2011年6月より国立精神・神経医療研究センターの認知行動療法センター長に就任したことで、ようやく国民も情報を掴むことができるようになりました。
そして、大野氏は「こころの健康基本法」の法制化運動をコントロールしている人物です。議員連盟の中枢に入り込み、法案骨子作成にも深く関わっています。そして、本来であれば「精神障害の診断・統計マニュアル」と翻訳すべきDSMを「精神疾患の診断・統計マニュアル」と意図的に誤訳し、日本の精神医学会に混乱を与えた人物でもあります(この翻訳の問題は、「新潮45」2012年7月号でも指摘されています)。
では、その入手した情報をまとめましたのでご覧下さい。
国立精神神経医療研究センター 認知行動療法センター長 大野裕氏 | ||||
贈与等報告書より | ||||
支払日 | 贈与等又は報酬の支払いの基因となった事実 | 支払いをした事業者 | 内容 | 金額(円) |
H23.7.8 | 第4回多摩難治性うつ病研究会「難治性うつ病と認知行動療法」(6/24講演1時間、質疑応答15分) | ファイザー | 講演料 | 222,222 |
H23.7.15 | ジェイゾロフト発売5周年記念講演会「うつ病と認知行動療法」(7/2講演1.25時間、質疑応答30分) | ファイザー | 講演料 | 222,222 |
H23.7.29 | 第13回いわて不安・抑うつ研究会「プライマリケアにおける認知行動療法(仮)」(7/1講演1時間) | Meiji Seikaファルマ | 講演料 | 111,111 |
H23.8.5 | 第8回日本うつ病学会ランチョンセミナー5「現代のうつ病を解剖する-うつ病治療のトータルマネージメント2011-」(7/2座長1時間) | グラクソ・スミスクライン | 座長 | 111,111 |
H23.8.5 | 第40回日本女性心身医学会学術集会ランチョンセミナー1「更年期女性のうつに対する治療ストラテジー」(7/23座長50分) | Meiji Seikaファルマ | 座長 | 111,111 |
H23.8.10 | 第11回日本外来精神医療学会ランチョンセミナー(7/17座長1時間) | ファイザー | 座長 | 111,111 |
H23.10.31 | 宇和島医師会学術講演会「うつ病関連テーマ(仮)」(10/7講演・質疑応答1.25時間) | ファイザー | 講演料 | 222,222 |
H23.11.19 | レクサプロ新発売講演会「うつ病の認知療法」(11/19講演1時間) | 持田製薬/田辺三菱製薬/吉富薬品 | 講演料 | 111,111 |
H23.11.30 | 第13回感情・行動・認知(ABC)研究会「認知行動療法の実際」(10/8講演30分) | Meiji Seikaファルマ | 講演料 | 111,111 |
H23.11.30 | 南大阪精神科研修医センター「うつ病の認知行動療法」(11/11講演45分) | アステラス | 講演料 | 166,666 |
H23.11.30 | 第12回精神科リハ・東京フロンティア「デイケアの現状と今後 CBTの役割」(仮)(11/30講演1時間) | 吉冨薬品 | 講演料 | 111,111 |
H23.12.28 | 第7回山陰難治性精神神経疾患治療研究会「認知行動療法の実際と考え方」(12/10講演1時間) | ヤンセンファーマ | 講演料 | 111,111 |
H24.1.10 | 第35回日本自殺予防学会総会 ランチョンセミナーでの座長(12/16座長1時間) | ファイザー | 座長 | 111,111 |
H24.3.4 | 精神医学アドバンスフォーラム「気分障害・うつ病」(3/4講演40分) | エーザイ | 講演料 | 111,111 |
H24.3.9 | 京都認知行動療法フォーラム2012「うつ病の認知療法マニュアルと今後の展望」(2/25講演1時間) | アステラス | 講演料 | 111,111 |
合計:2,055,553円 |
やはり色々な製薬会社とお付き合いがありました。特にファイザーからはセンター長就任以降の約3ヶ月の間に777,777円を受け取っています。
しかし皆さん、ここで不思議に思うでしょう。薬物療法のシェアを奪いかねない認知行動療法の第一人者に対し、なぜ製薬会社が金を出すのかと。
その答えはここを読めばわかるでしょう。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/52799864.html
例を挙げるとこういうことです。牛丼屋の隣にパスタ屋がオープンしたとしたら、一見すると競合するパスタ屋が牛丼屋の売り上げを奪うように思えるかもしれません。しかし、牛丼もパスタも選べるというセットでその一角がプロモーションされることで、双方に客入りが増えるという現象が起きます。しかも、その牛丼屋もパスタ屋も同じ系列企業であったというオマケ付きです。
結局、認知行動療法の普及というのは、製薬資本をバックに異常拡大する薬物療法や過剰な医療化という流れに対して決して歯止めをかけるわけではありません。むしろ、巧みにそれを促進する手段となっているのです。それを見破る一つのヒントが、今回明らかになった大野氏と製薬会社の関係に見出すことができます。